子どもが婚活しているときの親の注意点。
口出しやアドバイスは要注意?親が干渉しないためのエチケット

親が子どもを育てるとき、残念ながら「結婚相手の見つけ方」を教えることは難しいものです。
夫婦にはいろいろな形があり、両親である自分たちの仲がよいからといって、全く同じ条件を息子・娘に用意してあげることはできないからです。

言うまでもなく、子どもが婚活している場合、主人公は親ではなく「子ども」です。
どんなに親の目から見てもどかしく感じていても、子どもが自分で決めて行動していることに対して、文句をつけるべきではありません。

とはいえ、親というのはいくつになっても子どもがかわいくて心配なもの。
どうしてもいらぬおせっかいを焼いてしまい、子どもの自立心を妨げてしまったり、反抗心を抱かせたりしてしまいがちです。

そこで今回は、子どもが婚活していることを何らかの形で知ったとき、親が極力干渉せずに見守るための心構えについてご紹介します。

子どもが婚活していることを知ってしまったら

独立して実家を離れた場合でも、実家で暮らしている場合でも、子どもが何をしているのか興味を抱くのは親として当然の心理です。
ある日ひょんなことから、どうやら息子・娘が結婚相談所に通っていることが分かったとき、大抵の親は何らかのアクションを起こすでしょう。

しかし、子どもにとっては隠しておきたいことだったり、そもそも親に相談する気がなかったりするケースは珍しくありません。
自分が良かれと思って自分勝手にアドバイスしても、それはありがた迷惑になっていることが多いのです。

小さなうちならいざ知らず、仕事を持つ一人の大人に対して「おまえはいくつになっても」という目線で接すれば、当然子どもにとってはプレッシャーになります。
子どもの将来を考えるなら、きちんと子どもを対等な目線で見ることが肝心です。

一緒に暮らしているなら「知らぬ存ぜぬ」が基本

実家で子どもと一緒に暮らしている場合、仮に子どもが婚活をしていることに気付いたとしても、知らぬ存ぜぬで通すのが基本です。

親と同様、子どももまた自分の世界を持っています。
いくつになっても人間は成長を重ねていくものですから、婚活もまた子どもにとっての通過点になるわけです。

そこで親が手取り足取り教えようとしたり、自分たちの若い頃について語ったりするような姿を見せてしまうと、いつまでも子離れできていない親だと子どもや周囲に思われてしまうでしょう。

一緒に暮らしていると、ついつい「自分の子ども」という態度で接してしまいがちですが、20歳を過ぎればもう立派な大人です。

そもそも親の立場からしても、子どもに知られたくないことはいくつかあったりするものです。
プライベートを根掘り葉掘り聞くことが家族のコミュニケーションだと考えている親は多いですが、自分がそれをされた時にどう思うか、今一度胸に手を当てて考えてみましょう。

風のうわさで耳にした場合も、婚活について心配して電話などしないこと

実家を離れて一人で暮らしている子どもが、どうやら婚活をしているらしいと誰かから聞いたとき、親としては様々なことが頭をよぎることでしょう。

  • 交際相手は見つかったのか。
  • うまく相手と話ができているだろうか。
  • 何かダマされてはいないだろうか。

親として、子どもの身を案じるのは当然のことです。
しかし、取り越し苦労になってはいけませんし、それをわざわざ子どもに電話して一つひとつ問いただすのは、厳しい言い方をすれば単なる親の自己満足に過ぎません。

何か用事があって電話した時に、さらっと聞く程度にとどめ、深くは聞かないように意識しましょう。

子どもを「一人の大人」として見る姿勢が大切

「毒親」という言葉をご存じでしょうか。
これは、子どもを自分の支配下に置き、子どもの人生に害をなす親のことを指します。

主に虐待を指すことが多いのですが、過干渉もまた毒親の要素の一つです。

良かれと思ってアドバイスしたり世話を焼いたりする行為が、子どもにとって負担に感じられるというケースはよくあることです。
特に、親の条件や希望だけを相手に押し付けていると、いつまでたっても子ども自身の意見が育ちません。

婚活において、出会いはとても大切なものです。
最初の段階で条件が合わなければ、そもそも出会い自体がない環境ですから、せっかくマッチングした縁を逃すまいとみんな必死になります。

そんな環境でようやく出会えた相手に対し、「お父さん・お母さんはこう思う」と切り出し、親から交際を控えるようアドバイスされたら子どもはどう思うでしょうか。
自分で決めても家族に反対されるなら、もういっそ結婚しないままでいいやと、婚活自体をあきらめてしまうことも考えられます。

逆に、親の意見ばかりを取り入れる「仲良し親子」になってしまっても、将来的な成長は望めません。
お互いが遠慮せずに意見を言い合える関係こそが、親子関係に限らず人間関係の理想です。

普段から子どもと話し合いの場を設けず、親が一方的に説教ばかりしていたような親子関係であれば、いつの間にか子どもの意思が失われてしまう可能性があります。
まずは、子どもを一人の大人として尊重し、意見を先に聞くことを意識して、コミュニケーションを取りましょう。

子どもが婚活で悩んでいることに気付いたら

婚活は、順風満帆で進む人がいる反面、多くの人が何らかの理由で挫折を経験します。
子どもが婚活を始めたことを知ってしばらくしてから、会話したときに覇気がなかったり、何となく子どもの様子がおかしいと感じたりすることもあるでしょう。

このような場合、親として何かしてあげたいと思うのは自然なことです。
しかし、子どもが何をして欲しいのか、何を求めているのかを知らないまま、一方的にアドバイスしても、良い結果にはつながりません。

まずは、親と子どもとの間にある「距離感」をつかむことが大切です。

基本は「見守る」ことに徹すべし

子どもが婚活について悩んでいることに気付いたら、基本的にできることは「見守る」ことしかありません。
なぜなら、悩んでいる段階ではあくまでも子どもの問題であって、親の問題にまで発展していないからです。

婚活を続けていると、当事者たちはいくつもの悩みに出会います。

好みのタイプとマッチングできない。
いざ出会って話をしてみたものの、何となくかみ合わない。

自分では交際がうまく行っていると思っていたのに、交際終了を言い渡された。

子どもが置かれた状況によっては、かなり精神状態が不安定になることもあります。
電話越しに疲れた声を聞き、端から見て痛々しいと感じてしまうことも珍しくないでしょう。

それでも、親にできることは、見守ることが基本です。
子どもから相談を持ち掛けられない限り、話を聞くことに集中しましょう。

どうしても子どもがつらそうにしていて心配なら、おそらく婚活が原因だろうと分かっていても、あえて指摘せずにコミュニケ―ションを取った方が、子どもの負担も少なくなります。

「何だか声に元気がないけど、何かあったの?」と聞いてみて、そこで婚活の話題が出て初めて、子どもはアドバイスを聞き入れる耳を持つことを理解しましょう。

親の目線で子どもを見た場合、フラットな視点にはならないものと心得よ

子どもが悩んでいるとき、親にできることが基本的に「見守る」ことしかないというのは、決して冷たい目線ではありません。
そもそも、親の目線で子どもを見てしまうと、今まで育ててきた記憶が邪魔をして、なかなか現段階の子どもをフラットに見ることが難しいのです。

赤ちゃんの頃から今に至るまで、親は子どものことを見ています。
そのため、どうしても過去の記憶から「この子にはこういうところがある」という決めつけが生まれます。

勘違いしやすいのですが、こういった親の記憶というのは、あくまでも親の主観に過ぎません。

親の目線から見て、どちらかというと奥手な子どもに見えたとしても、子どもは親の見ていないところで成長しています。
親の知らないところで、実は親がまだ知らないような経験を積んでいるかもしれません。

婚活に限らず、親が知らない子どもの一面があることを意識しながらコミュニケーションを取ることが、親子のやり取りには大切なことなのです。

特に事情がないのに同居しているのなら、一人暮らしをさりげなく勧めてみる

必ずしも全ての人に当てはまるわけではありませんが、実家暮らしをしていると、婚活ではその分不利になります。
親の介護が必要など、特別な理由がある場合を除いては、一度子どもに一人暮らしを勧めてみましょう。

親の立場から一人暮らしを勧めるのは、どちらかというと珍しい傾向のため、子どもから見ても新鮮に感じるかもしれません。

特に、実家に子ども部屋があって、部屋の状態が高校・大学を卒業したときと同じ状態だという場合は要注意です。
子どもの精神的な成長や感覚が、その時点で止まっている可能性があります。

親から離れてみなければ、子どもが親のありがたみを感じるのは難しいものです。
また、自立心も養いにくくなります。

「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがあるように、子どもと適度な距離を保つことが子どもの成長につながることを忘れず、無理のない範囲で転居を促してみましょう。

子どもから婚活について相談されたら

子どもが婚活に取り組んでいることを知ってからしばらくして、ある日子どもから婚活について相談されたら、親としてはどうアドバイスすべきなのでしょうか。
相手との結婚を意識している以上、子どもが「大人」として親にアドバイスを求めているわけですから、決して相手を子ども扱いして話さないようにしたいものです。

とはいえ、一緒に暮らした経験から、ついつい子どもの痛いところをついてしまったり、親目線で意見を述べてしまったりすることは多いと思います。
親自身が「一個人」の立場で意見を伝えるよう、気を配ることが大切です。

聞かれたことについてだけ答える

婚活について意見を求められたときは、子どもに聞かれたこと「だけ」に答える姿勢が大事です。
聞かれた以上のことを色々伝えたい気持ちは分かりますが、かえって子どもを混乱させてしまうおそれがあります。

子どもに意見を伝えるときは、聞かれたことについて自分の立場で考えた回答を「簡単に」伝えるだけでOKです。
このとき、子どもと話すときは「自分はこう思う」と主張を伝えるにとどめ、「こうした方がいい」という提案はしないよう心がけましょう。

親子関係にヒビが入る、あるいは不完全になる大きな理由の一つとして、婚活について「自分たちの意見を押し付ける」というものがあります。
気を付けたいのは、親自身はあくまでも意見を述べているに過ぎないと自覚していても、子どもにとってはそうでない場合が多いという点です。

親の意見は、よくも悪くも子どもを縛りかねません。
意識して距離を取るような話し方で接しましょう。

子どもの意思を尊重する

相談事について、子どもが親の意見ではなく自分の意見を採用した場合は、無条件で子どもの意思を尊重しましょう。
最終的に子どもが自分の考えを信じることを決めたわけですから、この傾向はむしろ喜ばしいことです。

子どもに向けて伝えた自分の意見が採用されないと、親としては苛立ちを覚えるということもあるかもしれません。
しかし、婚活は子ども自身のために行うものであって、親のために行うものではありません。

仮に、子どもが親の将来を気遣って結婚したいと思ったとしても、それは同じです。

仮にそれでうまくいかなかったとしたら、子どもはそこから親の意見を採用するかもしれません。
まずは、子どもに選択を任せることを忘れないでください。

明らかに「直感」が問題ありと訴えたなら、根拠を端的に述べる

将来的に、子どもが婚活で交際相手を見つけたら、相手が実家にあいさつをしにやって来ることも考えらえます。
親としては感慨深いものがありますが、実際に会ってみると「ちょっとこの人は、この子には合わないような気がする」と感じてしまうこともあるでしょう。

このとき、頭ごなしに子どもの交際相手を非難したり、子どもの判断力を疑ったりするのは、決して得策ではありません。
そもそも、子どもの人生と親の人生は別物であり、子どもの結婚に親が積極的に関与すべきではないからです。

とはいえ、明らかに堅気の人間とは思えない相手を紹介されると、親としては心配になるものです。
あいさつがてら「失礼ですが、お仕事は何をされているのですか?」と聞きたくなる気持ちは誰しも持つはずです。

ただ、出会い頭に聞いてしまうと、実際にはきちんとした人だったのに、せっかくうまくいっていた交際が終了してしまうおそれもあります。

そこで、交際相手が帰ってから、あるいは子どもが一人のときに、自分が交際相手に対し違和感を持っていることを端的に伝えましょう。
このときも、交際を止めろというニュアンスで伝えるのではなく、あくまでも「自分はこう思った」ということを簡潔に伝えるのです。

説明された仕事や実家での振る舞いが疑わしく感じたと話して、子どもがその点について反論できるならそれでよいでしょうし、逆に言葉につまるようなら子どもが気になって交際相手に確認するでしょう。

子どもに「転ばぬ先の杖」を与えたい気持ちは分かります。
しかし、転ばなければ分からないことも往々にして存在しますし、転んでから立ち上がる力を身に付けることの方が実社会ではよっぽど大切です。

くれぐれも「あの人とは別れなさい」と命令することは避けたいものです。

ただし、交際相手に関してお金の話や異性のトラブルが持ち上がったら、親として毅然とした態度で引導を渡すことが肝心です。
さじ加減が難しいかもしれませんが、子どもだけでなく自分たちの生活の基盤を大きく揺らがせてしまうような状況は、親として避けなければなりません。

副管理人からのメッセージ

子どものためを思ってやったことが、子どもにとって単なる迷惑にしかなっていないということは、決して珍しくありません。
婚活・結婚の経験については、どうしても親が先輩にあたってしまうため、ともすればマウントを取ろうとしてしまいます。

しかし、そもそも人の出会いは千差万別であり、結婚に対する考え方は個々人で違って当たり前です。
婚活をしている子どもをお持ちの方は、子どもの自主性を尊重して極力婚活に干渉しないことが、結果的に婚活の成功につながるものと心得ておきましょう。

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