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婚活はあきらめないことが大事。
50代から始める結婚相談所選びを解説します。
いつの間にか50代になってしまい、このまま独身で生涯を終えるのかと考えている方は少なくありません。
「国立社会保障・人口問題研究所」の「人口統計資料集2018」によれば、日本国内における男性の生涯未婚率は23.4%、女性の生涯未婚率は14.1%となっており、男性の場合はほぼ4人に1人は未婚ということになりますから、決して少ない人数ではないのです。
そんな中、やはり「死ぬ前に一人でいるのは不安だ」と考え、結婚相談所のサービスを利用する方も一定数存在しています。
そこで今回は、50代から婚活を始める際の注意点や、結婚相談所の選び方についてご紹介します。
50代からの婚活で結婚相談所を選ぶ基準
まずは、50代から婚活を始める場合には、どのように結婚相談所を選ぶべきなのかについて、その基準となる要素をいくつかご紹介します。
大手結婚相談所なら大丈夫とは必ずしも言えないため、しっかり考慮しておきましょう。
そもそも自分の年齢で結婚相手が見つかる結婚相談所か
もっとも基本的な要素になりますが、そもそも自分の年齢で相手が見つかりやすい結婚相談所なのかどうかについては、真っ先にチェックしておきたいところです。
結婚相談所の中には年齢層が高めのユーザーを想定しているところもあれば、その逆もあります。
少しでも同じ年代が集まりやすい結婚相談所を選んだ方が、成婚に至る確率は高くなりますから、応募条件をよく読んでから登録するかどうかを決めましょう。
パーティーの種類や参加基準を満たせるか
大手結婚相談所の一つであるパートナーエージェントを例にとると、概ね男性は65歳・女性は60歳という年齢制限が設けられています。
しかし、実際に成婚に至るケースを考えると、やはり20~30代が有利になるのは否めません。
また、結婚相談所への登録自体は50代で可能であっても、開催されている婚活パーティーなどは、男性45歳・女性35歳といったように明確な年齢制限が設けられているものも少なくありません。
少しでも自分に有利なプランを用意している結婚相談所を探しましょう。
50代に特化しているか、それとも全年齢が対象となるか
結婚相手の年齢を気にするのであれば、同年代である50代前後の世代に特化しているか、それとも20~60代まで幅広く対象としているかも、選考要素としては重要です。
成約率を高める意味では同年代の方が有利かもしれませんが、例えば50代男性が30代女性を結婚相手として求めるのであれば、同年代に特化した結婚相談所を選んでも意味がありません。
自分が望む結婚相手の要素に年齢がからんでくる場合は、成約率だけでなく、希望の相手を見つけられるかどうかも考えて登録しましょう。
婚活は、50代だからといって必ずしも不利に働くわけではない
50代以上から婚活を始めると聞くと、やはり年齢の壁が邪魔をするものと考える方は多いと思います。
しかし、結婚は必ずしも年齢だけで考えるべき問題ではありません。
年齢はあくまでも要因の一つに過ぎず、その他にも様々な要素が結婚にはからんでいるのです。
結婚相手を選ぶ理由は人それぞれ
結婚の理由は実にさまざまで、人それぞれです。
誰しも一生をともに過ごすパートナーを選ぶためにこそ婚活をするわけですが、そのパートナーに求めるものは千差万別です。
ある人は新しい家族を求める気持ちがもっとも強かったりする反面、別の人は親を安心させるために結婚することを考えていたりします。
精神的に安らぎを得たいという理由から、結婚相手を探している人も少なくありません。
その傾向からも、結婚を検討できる年齢が一様ではないことが分かります。
国立社会保障・人口問題研究所の調査結果によると、結婚することで得られるメリットの感じ方は男女で異なり、さらには年代によっても異なることが分かっています。
例えば、「新しい家族を持てる」ことをメリットだと考えている方は、男女ともに20代前半では最多ですが、この傾向は年齢が上がるごとに減少していきます。
逆に、年齢が上がるにつれて「安らぎが得られる」や「親を安心させられる」といった層が次第に目立つようになるのです。
さすがに50代ともなると、恋愛に対する理想のようなものは薄れてくるかもしれません。
しかし、年齢を重ねるにつれてその理由はより「現実的なもの」になっていく傾向が見られることから、着地点を定めやすくなるという意味では、年齢を重ねてから婚活をすることにも一定のメリットがあると考えられます。
中高年だからこそ成立する恋愛・結婚もある
「一緒のお墓に入る相手を探したい」
若いうちは現実味のない表現になりますが、このような理由から結婚相手を探すのも、50代の婚活では現実的な選択肢の一つになります。
つまり、年齢を重ねていくと、死ぬ寸前まで・もしくは死んだ後も一緒にいられる相手を探すために、婚活をするという発想が生まれるのです。
20代前半の段階では人生もまだ始まったばかりですから、死ぬときを想定して結婚できるという方はそう多くないでしょう。
しかし50代になると、人生の残り時間が気になり始めます。
実際のところ、死後どのような暮らしが待っているのかは誰しも定かではありませんが、仮に死後も生前と同じ家族とともに暮らすことを考えた場合、隣に誰かいてくれた方が安心できるというのは何となく想像できるという方も多いはずです。
自分の子どもの顔を見るのは難しくても、隣に自分を愛してくれる誰かがいるのなら、死ぬことも怖くないと考えてもおかしくはありませんよね。
「一緒のお墓に入ろう」なんてプロポーズが成立するのも、やはり人生の酸いも甘いもかみ分けた年代ならではの特権と言えるでしょう。
年齢を理由にあきらめるのは、どんなことでもナンセンス
先に挙げた例はやや極端だったかもしれませんが、人生において100%起こることはそうありません。
生きるうえで何かに遭遇する確率は常に変動しており、年齢だけであきらめるべきではないことも多々あります。
日本の婚活においては、確かに年齢を重ねるにつれて婚活が不利になる点は否めません。
しかし、それは条件を吟味していなかったり、自分の理想だけを追い求めたりすることで引き起こされているケースもままあります。
自分よりも若い相手を選びたいという考えをお持ちの方であれば、例えば日本人でお相手を見つけることは難しいかもしれません。
しかし、国際結婚という選択肢であれば、年齢に関係なく良い相手を見つけられる可能性もゼロとは言えません。
人生は一度きり。
自分のスペックと可能性を天秤にかけ、少しでも可能性があるなら、チャレンジしてみるのも一つの方法です。
50代から婚活を始めるなら、どのような基準で相手を選ぶべきかのか
50代という年齢は、必ずしも結婚に不利にはならないことはお分かりいただけたと思います。
ここからは、年齢を踏まえたうえで婚活を進めていく際の注意点についてご紹介します。
同年代との結婚を望むなら、わが子よりも二人の関係性の充実を
自分と同年代の相手との結婚を考えているようであれば、年齢を考慮すると自分たちの血を分けた子どもを作るというのは、あまり現実的な選択肢ではありません。
それよりも、残りの人生をせっかく二人で歩む決意を固めたならば、二人の関係性をより深めることを意識しましょう。
50代ともなると、お互い初婚であるというケースよりも、子育てが一段落したバツイチ同士でお付き合いを始めるケースが目立ちます。
過去の結婚で失敗したことを糧にして、新しい関係を築けたという例は少なくありません。
自分たちの子どもたちからも応援されて結婚に至ったという方も。
人によっては、お互いに年齢を重ねたこともあり、デートすることにもどこか気後れしてしまうというケースもあるかもしれません。
しかし、50代から始まる恋愛を恥ずかしく思う必要はありません。
誰でも、いつの時代でも、好きな相手と一緒に過ごす時間は嬉しいものですし、ドキドキすることだってあるはずです。
自分の気持ちを正直に伝えつつ、年齢を重ねたからこそ身に付く思いやりをアピールする心意気が大切です。
年齢差のある相手との結婚を望むなら、自分のスペックを再確認しよう
片方が50代で、相手方が30代などといった年齢差のある相手とのマッチングを希望している場合は、自分が相手の望むスペックを満たしているかどうかを考えましょう。
特に、若い世代は同年代からもアプローチを受けるため、年齢以外が同条件ならほぼ間違いなく同年代を選ぶはずです。
仮に自分の年収が高く、自分の死後も十分相手を養えると考えているならば、経済力を求めている相手へのアプローチをかけることも可能でしょう。
しかし、容姿や性格だけで相手を選ぶとなると、相手の性格にも依存する部分が発生してしまうことから、限られた条件でしかアピールできない婚活は逆に不利です。
そのような場合であれば、友人・知人の紹介も含め、幅広く相手を見つけるために行動した方が賢明です。
あるいは、相手方が年上の相手を探す婚活パーティーを選んで参加してみるのもよいでしょう。
相手とのフィーリングは、若いとき以上にシビアに考える必要がある
20代の婚活に比べると、50代の婚活はよりシビアに相手を見極める必要性があります。
特に、年齢差があって、経済的な理由から相手が結婚を考えているケースの場合は要注意です。
婚活は、将来にわたり一緒に暮らせる相手を探すための手段です。
そのような相手を探しているのに、極端に条件面にこだわる相手と暮らすというのは、まるでビジネスのような考え方に感じられます。
会って早々に会社のこと・年収のことを聞くのは論外として、一見して「お金よりも愛」アピールをしている人も注意した方がよいでしょう。
特に、過去のデートでお金のかからないデートが好きだったかどうかや、金品をせびるような仕草があったかどうかなどはチェックしておきたいところです。
他には、服装や持ち物をチェックして判断しているケースもあります。
デートの際に普段着であらわれ、その反応を見てみるのもよいでしょう。
また、結婚相談所経由での出会いでは考えにくいですが、極端に身の上話をしない人にも注意が必要です。
人に言えない過去を抱えているか、結婚詐欺の疑いもありますから、自分を開示しようとしない人との交際は極力控えたいところです。
50代が婚活で選ぶべき結婚相談所の種類とは
50代向けの結婚相談所は、どうしても幅広い年齢層を組み込んでいる大手に比べると、なかなか見つけにくいところがあります。
そこで、50代前後をターゲットにしている結婚相談所の種類につき、いくつか例を挙げてご紹介していきましょう。
茜会
サイトURL:
https://www.akanekai.co.jp/
中高年の婚活に特化している結婚相談所として有名なものの一つです。
「結婚したいと思ったときが適齢期」をキャッチコピーとし、学校教師だった創業者の川上淑江さんが1960年に活動を開始したことがきっかけです。
40代・50代を中心とした会員構成になっているため、結婚というゴールにとらわれない交際を検討することも可能です。
成婚料は発生せず、月会費での運営になっていますから、予定を立てながら婚活に臨むことが可能です。
そのほか、お見合い申し込み・休会・更新料についても無料で利用できます。
楽天オーネット スーペリア
サイトURL:
https://onet.co.jp/superior/lp/
入会の条件として、男性は50歳以上・女性は45歳以上という条件が掲げられており、かなり高めの年齢制限となっています。
同年代との結婚を考えているのであればオススメできる結婚相談所です。
専任アドバイザーのサポートも受けられるため、交際に発展した場合に不安を感じた場合でも気軽に相談できます。
イベント・パーティーの質も高く、年齢を考えたイベントが盛りだくさんという声も。
和菓子作りや神社巡りなどといった、中高年をターゲットにしたイベントを企画できる強みもあります。
M's Bridal JAPAN
サイトURL:
http://www.msbridal-japan.jp/service50.html
テレビ・新聞など各種メディアに紹介実績が豊富な結婚相談所の一つです。
30代~60代といった幅広い年齢の会員が登録していますが、基本的には中高年向けのサービスになっています。
恋愛・結婚という面だけでなく、さまざまな観点から物事を見ることができるカウンセラーが揃っており、それぞれが専任制で成約のサポートをしてくれます。
サロンに足を運ぶ場合は夜10時まで開いているため、何か相談事があった場合でも安心です。
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