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気分はまるで修学旅行で合う人には合う?
ツアー型婚活パーティーのメリット・デメリットとは
中学校や高校で経験する修学旅行。
楽しい時間を友だちと過ごした後、夜には異性のクラスメイトの部屋に遊びに行こうと試みた方もいるのではないでしょうか。
さすがに大人になってからこのようなことは難しいでしょうが、それでも異性がお互いの距離を縮めることには、ある程度旅行が有効に働きます。
航空券やホテルの予約サイト「エアトリ」の調査によると、年5回以上夫婦旅行する夫婦の70%近くが自分たちの関係を「非常に円満」だと回答したのに対し、旅行にまったく行かないと回答した夫婦では20%程度にとどまりました。
この結果から、旅行は二人の結びつきを強めてくれることが分かります。
そんな旅行という非日常を同じように経験することで、交際を始めるきっかけにしようというのが「ツアー型婚活パーティー」です。
イベント系の婚活は少なくありませんが、長時間同じ相手と同じ環境で話ができるため、旅行好きの方はもちろん、そうでない方にも人気があります。
しかし、一般的な婚活とは違う点も多々あることから、万人に向いている婚活方法とも言い切れません。
今回は、ツアー型婚活パーティーのメリット・デメリットについてご紹介します。
ツアー型婚活パーティーを選ぶメリット
まずは、ツアー型婚活パーティーを選ぶと、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。
長い時間をかけて相手と話ができる点が、他の婚活パーティーと比べると有利かもしれません。
スタートの段階で趣味が合う可能性が高い
ツアー型婚活パーティーは、例えば15対15ほどの比率で男女が同じバスに乗り、同じ目的地を目指すといった流れで旅程が構成されています。
スタートの段階で同じプランに魅力を感じた参加者が集まって来るため、話が弾みやすいという利点があります。
そもそも旅行が嫌いな人や、目的地に抵抗を感じているような人であれば、ツアーに参加することはありません。
何らかのメリット・期待があって婚活パーティーに参加していることから、その点では趣味や考え方・好みが合う参加者だけが集まっていると言えます。
趣味が共通だと話も弾みやすいですし、普段婚活で何を話せばよいのか困ってしまうという人なら、旅の力を借りるメリットは大きいでしょう。
旅と婚活を同時に成立させられるのが、ツアー型婚活パーティーの良いところです。
また、参加者の比率としては男性が多いことから、女性にとっては交際相手を探すチャンスは多いでしょう。
時間制限が一般的な婚活パーティーほど極端ではない
一般的な婚活パーティーでは、自己紹介からお話をする時間までが細かく決められており、ある意味工場のベルトコンベアのように一連の流れが進んでいきます。
そのスピーディーさに違和感を覚え、婚活から離れてしまうという人も、残念ながら存在します。
一人の人と本気で向き合おうと考えたら、やはりそれなりの時間と労力をかける必要があります。
その意味では、ツアー型婚活パーティーの自由度は高めです。
バスの中や目的地など、相手とコミュニケーションを取れる場面は数多くあります。
また、バスの中では隣り合わせで、テーブルをはさんで対面で話をしなくてもOKですから、話をする際の緊張感も軽減されるはずです。
旅行でリラックスすると、その人本来の姿が現れます。
結婚前に相手のことを観察するには、ツアー型婚活パーティはおすすめの選択肢です。
本気度の高い参加者がいる
ツアー型婚活パーティーは、一般的な婚活パーティーと比較して拘束時間が長めです。
そのため、旅行自体が好きな人や、目的地に興味はあるけど一人で行くにはちょっと抵抗がある人などが参加するものと考えられます。
しかし、費用の面では他の婚活パーティーに比べて高めのため、本気で出会いを探している人も少なからず存在しています。
年代が高めに設定されているプランも少なくなく、一定の年齢層で区切られていますから、性格面など内面以外でのミスマッチは起こりにくいでしょう。
結婚に対する意識の差は人それぞれですが、ある程度まとまったお金を投資する以上、結果につなげたいという参加者は多いはずです。
他の婚活パーティーで思うような成果を出せなかったなら、ツアー型婚活パーティーを検討する価値は十分あります。
付き合ったらどうなるか想像できる
結婚前に「カップルが経験しておくべきこと」として挙げられるものに、同棲と旅行が挙げられます。
どちらも相手の本性が垣間見えるため、実際に結婚する前に「この人と結婚して大丈夫かどうか」をチェックできるというわけです。
旅行は、交際中に相手を誘う場合、ある程度交際が進んでからでないと切り出しにくいイベントの一つです。
特に、一泊二日の旅程などは、かなり関係が進んでから切り出すことが多いため、その状況でのリアクションを交際前に確認できるのは大きなメリットです。
実際に交際を始めたとき、どのようなことに興味を示し、旅行先で相手にどういう振る舞いができるのかなどを確認できます。
相手を選ぶのに慎重だと自覚している方こそ、ツアー型婚活パーティーが向いていると言えるかもしれません。
ツアー型婚活パーティーならではのデメリット
続いては、ツアー型婚活が内包するデメリットについて、いくつかご紹介していきます。
他の婚活パーティーと比べて特殊な部類に入ることは間違いなく、その点を理解して臨む必要がありそうです。
婚活に投資できる金額を考える必要がある
一般的な婚活パーティーが数千円単位でOKのところ、ツアー型婚活パーティーは参加するのにまとまったお金がかかります。
その多くは日帰りのツアーですが、それでも最低10,000円前後は見ておいた方がよいでしょう。
高額のプランや1泊2日の旅程ともなれば、それ相応に金額もはね上がります。
観光地や催し物のレベルに応じて料金は変動するため、もともと婚活にかける軍資金が少ない場合、参加するのも一苦労です。
その点に留意して、参加するプランを検討しましょう。
出会える人数で考えると、費用対効果が悪い
ツアー型婚活パーティーを他の婚活パーティーと比較すると、出会える人数に対してかかる金額が高めです。
参加費用が10,000円という婚活パーティーは比較的少ない部類に入りますし、男性だけでなく女性もある程度の出費を要求されます。
その分、お互いフラットな気持ちで婚活に臨めるものの、マッチングアプリなどと比較すると、どうしても出会える人数という面では単価が高くなってしまいます。
単価の面でのデメリットを理解しつつ、本当に信頼できる相手を探すためのイベントと割り切る覚悟が必要です。
一定の社交性が求められる
どの婚活パーティーにおいても、カップル成立の決め手となるのはコミュニケーション能力です。
長時間同じ空間で一緒になるため、初対面の人と話をする能力はある程度必要です。
過去に異性との交際経験がある方にとっては、それほど難なくコミュニケーションが取れるでしょう。
しかし、婚活以外で今までほとんど異性と話したことがないような人にとっては、敷居の高さを感じる結果になるかもしれません。
しかし、逆に考えれば、あえて自分にとって厳しい環境を選ぶという方法もあります。
丸一日異性と話す経験を積むことで、次第に自分を無理なく相手に知ってもらう技術を学べます。
自分のコミュニケーションスキルや参加するプランに応じて、その都度決断が必要です。
自分とは合わない人が数多くいることもある
一生涯添い遂げる相手を選ぶ婚活では、相手を選ぶ過程で自分と性格面などが合わない人と出会ってしまうことがほとんどです。
不特定多数が結婚という目的のために参加する婚活においては、致し方ない結果と言えるのかもしれません。
出会いが5分程度で終わる婚活パーティーなら、それほどつらい時間は長く続きません。
しかし、ツアー型婚活パーティーでは、一日単位で相手と向き合う必要があります。
長い時間を気の合わない人と過ごすリスクをはらんでいることから、ある意味ギャンブル的な要素を楽しめる人でなければ、損をしたという気持ちだけが先行するかもしれません。
一般的な婚活パーティーとの違いや参加時のエチケット
ここまで、ツアー型婚活パーティーのメリット・デメリットをご紹介してきました。
続いては、ツアー型婚活パーティーと一般的な婚活パーティーとの違いをもう少し掘り下げてみたいと思います。
一般的な婚活パーティーではプラスに働くことが、ツアー型ではかえってマイナスに働くこともあります。
また、長時間異性と一緒にいるからこそ、必要とされるエチケットもあります。
これらを参加前に知っておくことで、成功率を高められるはずです。
旅行先で移動することを想定し、持ち物や着ていく服に気を配る
一般的な婚活パーティーでは、自分の魅力を引き出し、相手に悪い印象を与えない服装が求められます。
無難なコーディネートとして、男性はスーツ・女性の場合はワンピースが挙げられます。
しかし、旅行の際はかえって行動が制限されることもあります。
移動の機会は多いですから、男女ともにシワになりにくい服を選び、目的地・イベントに応じてコーディネートを考えなければなりません。
果樹園のフルーツ狩りや農場体験などは、汚れにくく動きやすい服・靴などを選ぶ必要があるでしょうし、陶器など特産品の購入を目的とするプランなら、靴は歩きやすいもの・服はオシャレなものでコーディネートするといった工夫が求められます。
ツアー型婚活パーティーの多くは、交通手段としてバスを利用します。
そのため、もともと乗り物に苦手意識を感じている方は、酔い止めなどをあらかじめ服用しておき、車酔いでイベントが台無しになることは防ぎたいところです。
どのタイミングで気分が悪くなるか想定できない場合は、気分が悪くなってから服用する薬を選びます。
隣に座った相手との会話中、相手に断ってから服用することで、相手方がどうリアクションするかもチェックできます。
他にも喉を潤すのど飴やペットボトルの飲み物、ハンカチやポケットティッシュ・ばんそうこうなどを持って行くと、何かあったときに頼れるところをアピールできます。
休みの日に腕時計を身に付けないという人は、念の為用意しておきましょう。
グループ行動であることを忘れずに
婚活の一環である以上、最終的には気になる相手と連絡先を交換することが目的です。
しかし、ツアーということを忘れず、常にグループ行動を意識したいところです。
積極的に異性へのアピールをすることは大切ですが、お互いの気持ちがまとまらない中で二人きりになるのは問題です。
団体で行動する時間はきちんと団体で行動し、自分本位な行動は慎みたいものです。
プランによっては、ビール工場・日本酒醸造所の見学など、お酒にまつわるイベントに参加することもあるでしょう。
お酒が好きな人にとっては飲み比べをたくさんしたいところですが、普段とは違う環境でお酒を飲むことから、酒が回って失礼なことをしてしまう可能性があります。
これはお酒に限ったことではなく、レストランなどに向かうグルメプランでも同様です。
当日の体調と相談しながら、気分を悪くしないように食事を楽しみましょう。
異性と近い位置で話をするため、ニオイには注意する
バスの中やレストランの中など、ツアー中は近い距離で異性と話す機会が多いものです。
また、移動することが多いため、天候によっては汗をかいてしまうことも。
そのため、普段の婚活ではそこまで気にしないニオイについても注意を払う必要があります。
特に男性は、女性に比べてニオイに鈍感なケースも少なくないため、香水や制汗剤の使い方には注意が必要です。
香水や制汗剤は、人間の身体が発する不快なニオイを緩和し、爽やかさを演出してくれます。
しかし、過剰につけてしまうと、かえって悪臭になる可能性もあります。
制汗剤は、わきなどのニオイが強い部分にかけます。
無臭タイプでニオイを抑えるだけのものもあり、香水を併用するならそちらがおすすめです。
また、香水は左右の首筋・手首など、脈を測る場所に用います。
血流が活発な場所につけることで、香りを自然にまとうことができます。
ただし、自分で気づかないくらいの量を身にまとうことを意識し、それぞれの部位にかける量は1プッシュ程度にしましょう。
口臭については、旅行中は極力喉や口を潤すよう心掛け、必要に応じてフリスクなどの清涼菓子を利用し、虫歯などがあれば旅行前に治療を終えるようにしたいものです。
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