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今の現代社会では婚活をするのも一般的になりました。
そもそも、なぜ今「婚活」はこれほどまでに普及し人気なのか
今では、婚活をした事で結婚できたというカップルは、昔と比べても年々増加傾向にあります。
しかしながら、一昔前までは、そもそも「婚活」という言葉は存在していませんでしたし、そういった結婚相談所的なサービスも今ほど多種多様には存在していませんでした。
もちろん、これには色々な原因があります。
ライフスタイルの変化、女性の社会進出、インターネット社会の発達、社会情勢の変化、景気などと色々な要因がありますが、婚活サービスと言えばごくごく当たり前に馴染んでいます。
テレビCMでも婚活サービスが出ますし、上場会社もありますし、今では、婚活が私たちの生活の身近にあると言っても過言ではないほど、普及し人気を集めています。
婚活が普及し人気を集めるという事は、それだけ需要があるからでもあります。
婚活がなぜこれほど流行って、一般的に認知されてきたのかを振り返っておくと婚活をしていく上でのポイントなども見抜けるかもしれません。
婚活人気はライフスタイルの変化が大きな要因
婚活サービスが増えてきた主な理由としては、当然1つではなく、色々な理由・原因が考えられます。
ざっくりと挙げただけでも、下記のようなものが考えられます。
- 雇用形態の変化による賃金格差
- インターネットによるコミュニケーションの多様化
- 女性の社会進出
- お見合い結婚から恋愛結婚への変化
- 全体的な晩婚化
- 核家族化による地域コミュニティの低下
もちろん、色々な理由が考えられますが、多くはこういったものが複合的にからんでいます。
実際、女性で働いているという人は昔と比べても圧倒的に増加しています。
不景気と言われる昨今では、社会人の1年目や2年目での給料などは自分1人が生きて行くだけで精一杯という方も多いはずです。
そういった日々の忙しさで、いつのまにか自宅と職場の往復だけになってしまっているという方も多いのではないでしょうか。
特に社会人になってからは、仕事が忙しくて出会いがないと嘆く人は周りに1人や2人ではないはずです。
そうなってくると、食事は近所で買ったお惣菜で済ませたり、休日はどこにも出かけず心身ともに休養に費やすという生活を送る事も多くなってしまい、より悪循環に陥ってしまいます。
昔は親が働いているという子どもはどちらかと言えば少数派でした。
ですが、今では結婚後も働く女性というのはいわば当たり前の時代にもなっていますし、そういった方が日本全国多くいます。
そういった社会情勢が大きく変わってきた事が、やはり婚活サービスの需要を大きく生み出した大きな原因の1つ出ある事は言わずもがなです。
不安定な格差社会による結婚の遅れも大きな要因
リーマンショック以降、日本独特の終身雇用制という雇用形態も大きく変化しました。
昔とは違い、正社員でも安定という時代ではなくなり、リストラという言葉がニュースでも頻繁に出てくる時代です。
年齢や能力によって正社員から契約社員扱いに格下げされたり、準社員という立場の時給制パート社員や派遣社員のまま正社員に登用されない人も多くなってきました。
当然ですが、こういった不安定要素があると、自分1人だけでもしんどいのに…という思いを抱き、人はなかなか結婚そのものに踏み切れないものです。
安定したお給料が貰えない状況では、結婚して家族や子供を養っていこうという判断も下しにくくなり、自分ひとりが生きて行くだけでも精一杯になってしまい、その結果、今はまだ結婚できる時期ではないと考え、さらに結婚の時期が遅れてしまっているのが現状です。
しかしながら、結婚するに当たって、特に将来子どもを持とうと考える場合、今度は年齢面での厳しさが待っています。
男女問わず、高齢で子どもを持つという事は、それだけ体力の低下などがあります。
女性に至っては、やはり出産という事を考えると、若い方が色々な面で良いというのは言わずもがなです。
そういった事もあり、若いうちはなかなか結婚できない、金銭的に余裕がない、けれども落ち着いてきた頃には年齢が厳しく見られるようになってきた。
そういった環境が、婚活が一気に爆発的に普及した要因の1つでもあります。
インターネットの普及と女性の社会進出
少し前までは考えられない事ですが、今ではパソコンやスマートフォンなど、今では誰もが当たり前に持つ時代です。
10年前、20年前と今の暮らしでは明らかに違いがあり、その中でも最たる違いと言えるのは、インターネットと言える程、私たちの生活に大きな影響を与えました。
インターネットが広く普及し、誰でも気軽に動画を観たり、無料通話ツールで会話できるようになってきました。
さらにはTwitter、Facebookからソーシャルが流行し、今ではLINEやInstagramなども当たり前の時代で、コメントや写真の閲覧をしただけで、誰かと会話する事ができるようになり、誰かと繋がっている感覚に満足し寂しい、孤独というのを感じなくなってきています。
昔では直接会うか、各家庭の家の電話に掛けるという以外にコミュニケーションツールがありませんでしたが、今では個人同士で連絡が直接取れる時代でもあり、知らない人達ともオンラインで繋がれる時代になりました。
オンラインゲームやチャット等で、実際に会ったり顔を合わせなくとも、声を出して言葉すら交わさなくても、交流することが可能な時代でもあります。
そういったネットの普及などによって、若いうちに色々な多種多様な遊びやお金をかけなくても一定の満足を得ることができるように過ごす事ができるようになりました。
昔は自動車や時計、家を買うというのが一種のステータスとなっていたりもしましたが、今ではレンタカーやカーシェアリングなどもあり、スマホがあれば時計はいらない、家も賃貸で十分といったような色々な考え方が尊重されるようになってきています。
特にインターネットは家にいれば完結してしまうものです。
外に出て人とのふれ合いや新しい出会いをしなくなり、その分だけ、コミュニケーション能力の低下、出会いの激減など結婚できない事情の大きな原因の1つになってきています。
また、今ではまだまだ足りないという声はあるものの、昔と比べれば女性の社会進出が進みました。
今では女性も多くが大学を出て、一般職、総合職として入社をし、若い時期はまずは仕事に打ち込み、ある程度の地位や役職を得てから結婚を考えるという方も多くなってきています。
昔は20代で結婚出産が当たり前でしたが、今では都会なら20代はバリバリ仕事!と考える人も少なくありません。
今後もこの流れは基本変わらず晩婚化は加速していく
少子化や晩婚化が叫ばれてはいますが、これといった打開策はずっと出てきていません。
実際、結婚後に出産・子育てしていくという事を考えるとなると、より一層の収入が必要になってきます。
そうなると、一朝一夕にいくわけでもなく、今後も晩婚化は進んでいくか、もしくは変わらない今と同じ状況のままと考えられます。
男性側は、収入が安定してから結婚したいという意識が根強くあります。
女性側は、昔と違い働いて生活するのが普通になってきており、昔のようにすぐ結婚という考えを持つ人も少なくなってきました。
また、社会がオンライン化してきたこともあり、仲人やおせっかいおばさんといった類の人も激減し、そもそもの出会いの機会すらなかなか無いという人が多くなってきました。
経済的な理由や「他人に時間を割きたくない」「独身の方が生活がラクだと感じる」「実際に会わなくてもネットで繋がれるし満足」などの、価値観の変化も晩婚化に拍車をかけていると言えます。
そうはいっても、やはり年を重ねていったり、周りが結婚し出産をしていくとなると、やっぱり自分もと改めて考える人も多いのが事実です。
実際、婚活サービスは、1月と8月が一番申込みが多い月です。
これは、年末年始やお盆で帰省した時に、親戚の集まりや同郷の友人達と会って、心境が結婚へと向き出したり、危機感を覚え出したからとも言えます。
だからこそ、婚活といったサービスが今、改めて注目されていますし、結婚したい人のために、今では無くてはならないサービスとして成り立っていると言えるのではないでしょうか。
今では婚活サービスもひとくくりに「婚活サービス」と言えないほど多様化しています。
入会にあたっての色々な制限を厳しく設けているサービスや、趣味に特化して出会いを生むサービス、ネットだけで完結できるようなサービスなど、色々なサービスが生まれてきています。
昔では婚活で結婚というと少し恥ずかしいという思い抱いていた人もいたかもしれませんが、今ではあまり気にしないという人も多くなってきています。
そもそも今では婚活サービスの会社が上場を果たしているほど、今の時代は婚活サービスが求められているという事でもあり、それほど市場に一般化してきたという事でもあります。
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