医者との結婚は本当に玉の輿なのか。
医者との出会いや付き合い方と結婚の心得について

女性は結婚によって裕福になることを夢見ていた時代が長く、特に高級取りのイメージが強い医者との結婚は、女性なら誰しも一度は憧れたことでしょう。

事実、「憧れのお医者さんとの結婚」「玉の輿に乗れば将来安泰」といった言葉が今もなお残るくらいです。
自分でお金を稼げるようになったキャリアウーマンが目立つようになった現代でも、医者との結婚について期待を抱く女性は少なくありません。

しかし、実際に医者と結婚できる性格・経験を持つ女性の数は限られているだけでなく、現代では【医者=玉の輿】という公式自体、誰にでも当てはまる話ではなくなりつつあります。

今回は、医者と結婚することが本当に「玉の輿」なのかどうか、医者との出会い方・付き合い方・結婚する際の心得などに触れつつご紹介します。

医者と結婚することは誰しも不可能ではないが、超えるべきハードルは多い

医者と結婚したいと考えていても、自分が特段容姿やコネクションに恵まれていない限り、医者の側からアプローチを受けることはないと考えてよいでしょう。
誰しも医者と結婚できる可能性を秘めていますが、ただ黙っていても良縁はやって来ません。

言うまでもありませんが、身近に医者がいないのなら、そもそも出会いの段階から努力を重ねる必要があります。

また、医者が婚活を考える場合、一般的な結婚相談所はそもそも利用していない可能性が高いです。
具体的には、高収入の男性が登録する結婚相談所や、医者専門の結婚相談所に登録しているケースが多いものです。

そして、このような結婚相談所の場合、入会資格が比較的シビアです。
女性の年齢制限が37歳までと定められていたり、学歴が最低でも短大卒になっていたりします。

医者との結婚を考えて結婚相談所を利用する場合、まずは自分が医者と結婚できる立場かどうかを、否応なしに確認せざるをえない点に注意が必要です。

医者と出会える婚活パーティーは、値段の相場が反対になる

多くの婚活パーティーでは、男性の方が女性より高額の参加費を支払うことになります。
しかし、医者と出会える婚活パーティーの場合、値段の相場が反対です。

婚活パーティーによっては、男性の参加費が1,000円なのに対し女性の参加費が10,000円以上と、文字通りケタが違う出費を余儀なくされます。
出費が一般的な婚活よりも高くつくため、出費に見合う出会いを見つけられるかどうかは、参加者の運次第と言えるでしょう。

ここで問題になってくるのが、同じ会社が主催する婚活パーティーの場合、参加者が固定してしまうおそれがあることです。

参加費用や条件がシビアな婚活パーティーは、参加できるメンツが地域によって固定化する傾向にあり、同じような条件のパーティーに何度も参加する方は男女ともに珍しくありません。

お住まいの地域によっては、何度参加したとしても、参加者が変わらないという可能性さえあるのです。

同じメンツばかりの婚活に参加するリスクを冒しつつ、運命的な出会いを探すかどうか。
それとも、自分に合った相手を探す方向へシフトするのか。

医者との結婚を考える女性は、婚活の都度このような選択を迫られる可能性が高いのです。

医者専門の結婚相談所で、自分が選ばれない現実に耐えられるか

医者が参加する婚活は、男性よりも女性の参加者が多い傾向にあるため、せっかく高いお金を出して参加してもマッチングできないリスクがあります。
女性の場合、一般的な婚活に比べると高い出費になるため、何度も参加するのは経済的に難しいでしょう。

また、せっかく気に入った男性と出会えたとしても、マッチングできなければ関係は進展しません。
交際にまで進めないことが続いてしまうと、男女比が関係していることは分かっていても、納得できないと感じる方は多いはずです。

婚活経験者の中には、今までとは真逆の立場になることから、思わず涙を流してしまったという方も。

医者との婚活を成功させるためには、自分が選ばれなかったことを受け入れつつ、あきらめないメンタルを構築する必要があるのです。

医者が結婚相手に望む条件を自分自身が満たしているか

婚活において、相手に求めることを明確にすることは大切です。
同様に、自分が相手に何を与えられるのかを明確にすることも大切です。

誰しも結婚相手に望むことはあるでしょう。
しかし、医者が結婚相手に望むことを、将来の結婚相手となる自分自身がしっかり考えておかないと、いつまでもミスマッチが続きます。

婚活に参加した医者が結婚相手に望む条件は、ひょっとしたら医者との婚活に参加する女性側よりも多いかもしれません。

女性側でイメージするものとして、多くの方は「容姿」や「教養」といった条件がすぐ浮かんでくるでしょう。
一緒にいて恥ずかしくない女性たらんとして、日々自分磨きに勤しんでいる方は多いはずです。

しかし、当の結婚相手である医者の側からすると、人に見える部分・見せる部分とは別のところを気にしています。
例えば、仕事が遅くなっても帰って来たときに優しく迎え入れてくれるかどうかや、実家との関係を考慮して動いてくれる女性かどうかといった問題です。

医療関係の仕事に従事している方なら、医者が普段どれだけのハードワークを務めているか、肌で感じているという方も多いでしょう。
医者と看護師とが一緒になるケースは、意外と珍しくないという声も聞かれます。

独立を考えた際、医者と看護師がワンセットでいれば、何とか仕事ができると考える開業医の意見も。
医療現場にいるからこそ分かち合えることもあるため、その点は看護師が有利かもしれません。

また、例外こそ往々にして存在しますが、医者の家系は代々医者をやっているケースが多く、家族・親族の人間関係もその分濃密になりがちです。
そこに自分をうまくフィットさせていけるかどうかも、結婚では少なからず求められる要素です。

医者と結婚することは「玉の輿」なのか?

医者が結婚相手に求める要素について確認したところで、次は【医者と結婚する=玉の輿】という公式は、本当に成立するのか考えてみたいと思います。

一口に医者と言っても、置かれた状況は人それぞれです。

  • 勤務医なのか開業医なのか
  • 働き始めたばかりなのかベテランなのか
  • 勤務している病院の規模はどうか

このほかにも数多くの要因が医者の収入にはからんでおり、年収1,000万円に到達するのは30代からが相場です。

そのため、一部の女性が描いている夢のようなセレブ生活は、必ずしも医者との結婚で実現できるとは限りません。
医者と結婚する場合は、年収に関する思い込みや早とちりはいったん捨てた方が賢明です。

医者のお金の使い方は意外と堅実

ドラマなどで見る医者のイメージから、医者は「金払いが良い」か「極端にケチ」かのどちらかだと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、医者が自分の自由にできるお金は、イメージほど多くないのが現実です。

医療系の転職サイト「リクルートドクターズキャリア」の調査によると、医者がひと月で自分の自由になる金額はいくらかという質問に対し、5~10万円と答えた方は全体の34.5%と最も多くなっています。

一般人に比べると高額に感じられるかもしれませんが、破格の数字というわけでもありません。

また、年間で支出のかさむ費用は何かという問いに対しては、生活費や住宅ローンと答える方が多く、堅実な回答が目立つ結果になりました。
生活費の工面に悩むのは、医者も一般人と同じだと考えられます。

この結果を見る限り、浪費気味の女性だと相手に判断された場合、医者との結婚は難しいかもしれません。

【お金がある=お金が自由に使える】ということではない

医者との結婚生活を夢見る女性の中には、収入が多い男性と結婚したら生活に不自由なく暮らせるという思い込みを持っている方も多いでしょう。
しかし、このように考える方は、ある「重大な思い違い」をしています。

それは「お金がある」ことと「(たくさんある)お金を自由に使える」ことを混同している点です。

医者と結婚すれば、確かに収入は安定していて、衣食住には一生困らないかもしれません。
しかし、そのお金は夫婦のお金であって、妻だけのものではありません。

結婚して財布を一緒にした途端、妻のお金の使い方に不満を言う医者は珍しくありません。
それも全て、夫婦それぞれの金銭感覚にミスマッチがあるからです。

お金に対する考え方は、結婚する前にしっかりすり合わせをしておかないと、こんなはずじゃなかったと後悔する可能性があります。
相手にも失礼なことですから、くれぐれも相手のお金だけを追うことは止めましょう。

お金に対する「哲学」はあるか

自分自身にも言えることですが、結婚を考えている医者がお金に対してどのような考え方を持っているのかは、結婚する前に確認しておきましょう。
堅苦しい言い方をすると、お金に対する「哲学」を持っているかどうかです。

自分が何にお金を使っているのかよく分からず、気が付いたら貯金がないという方は、職業を問わず存在します。
言うまでもなく、夫婦そろってそのような性格だった場合、将来苦労することは間違いありません。

大学病院の場合、学会出席のための費用が自腹だったり、同僚との外食が多かったりして、収入の割には貯蓄できないという医者も珍しくありません。
また、残念ながら妻の浪費がひどくて蓄えがないと嘆く医者も、一定数存在しているようです。

医者の妻になるためには、玉の輿に乗った後どうするのかも考えて、よき伴侶となれるよう自分を磨く必要があると言えるでしょう。

医者の妻となる前に注意しておきたいこと

医者と結婚するには、相手が求める要素を備え、お金の価値観が一致する必要があります。
お金に関して言えば、ときに自分がリードして節制することも大切です。

しかし、もっと根本的な部分で、医者の妻になる前に満たしておくべき条件があります。
ここが揺らいでしまうと、結婚生活は長続きしないのはもちろん、残された自分には何も残らないという状況も考えられます。

医者と玉の輿目的で出会ったことを自覚しているなら、結婚する前にもう一度、以下の条件について真剣に考えてみてください。

相手のことが好きで結婚するのかどうか

非常に初歩的な問題ですが、結婚相手が好きでもないのに結婚するのは、よほどの覚悟がなければおすすめしません。
仮に相手が自分にぞっこんで、あなたがあからさまに財産目当てで結婚したとしても、そんなあなたを家族は許さないでしょう。

「自分は相手が好きだから結婚する」と思っている人も、医者という職業ありきで相手を探して出会ったのなら、その時点でやや動機は不純と言わざるをえません。

「好きになった相手がたまたま医者だった」以外の理由で出会って結婚を考えるなら、一定期間交際してお互いを知ってからでも遅くはないはずです。
相手と立場が違うからこそ、一度引いた視点で考えるクセをつけましょう。

結婚相手の家族を尊敬できるかどうか

恋愛は、その大半が当事者だけの問題ですが、結婚となるとそうはいきません。
家族とのつながりを切り離して考えるのは難しく、時としてそれが障害にさえなります。

医者である相手と自分とを比較したとき、自分が選ばれる側だったのなら、相手の家の文化に染まる覚悟が必要です。

とはいえ、極端に深刻に考える必要はなく、大切なことは「結婚相手の家族を尊敬できるかどうか」です。
家柄や文化が違っても、お互いが分かり合おうと努力できる関係を築ければ、将来は安泰でしょう。

いざとなったら夫や家族を支えられるかどうか

結婚する前の段階から考え過ぎだと思うかもしれませんが、結婚は新しい生活へのスタートであって、ゴールではありません。
当然、スタートを切ってから荒波にもまれることも考えられます。

将来的に夫が開業した場合、思うように経営が軌道に乗らないこともあるでしょう。
そんなときに内助の功を発揮できるかどうかが、妻であるあなたには問われます。

子どもができた後で夫に先立たれたら、あなたが大黒柱にならなければならない場面にも遭遇するかもしれません。
夫だけでなく、夫と築いた家族に対しても愛情を注げるかどうかは、結婚する前にしっかりイメージしておきましょう。

副管理人からのメッセージ

玉の輿を夢見る女性は、現代でも一定数存在しています。
しかし、玉の輿「だけを」目的にして結婚しても、長続きするとは限りません。

医者と結婚するということは、一つの異なる大きな「文化」を受け入れることでもあります。
嫁ぎ先の家族と円満な関係を築くことや、医療の仕事に従事することへの理解が求められますから、人によっては自分が求めたステータス以上の能力を求められます。

経済的に豊かだというだけで、果たしてそのプレッシャーに耐えられるものでしょうか。
答えは人それぞれですが、自信がない場合は素直にそれを認めた方が賢明です。

相手に強い魅力を感じているわけではなく、自分がただ「医者と結婚したい」と考えている方は、もう一度結婚相手に望む条件を見直してみることをおすすめします。
それはきっと、あなた自身がイメージする結婚の形を、より無理のないものにしてくれるはずです。

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